SANS VISAGE SOUTHEAST ASIA TOUR DIARY その7

Sans Visageの東南アジアツアー日記。

いよいよ衝撃のフィリピン編スタート

 

5/3 (金) @ MANILA

 

起きてホステルのテラススペースに行くとまさかのマンゴーの木がドカンと生えていて、そこにバナナの房もドカドカぶっ刺してあって、オーナーのおっさんが食べな!とフレッシュマンゴーとバナナを無限に食わせてくれて早速フィリピン最高!となる。

夜のライブの時間まで3人で過ごす流れなのでめちゃめちゃ時間ある!さっそく散歩開始、上山が暑くて汗かいたから着替え買いたいということで99ペソ(200円くらい)ショップを発見して上山がフィリピンでのファッションを確立させる。

f:id:smurduok:20190623234351j:plain

この店で流れてたHayaan Mo SilaというDJ KhaledのI'm the Oneみたいな曲にハマって滞在中ずっと聴いてた 笑

 

昨夜からもしやとは思っていたけど、シンガポール・マレーシアで毎日飲んでいたテータリクという激ウマミルクティーがフィリピンではポピュラーではないことを知りガッカリ… でも早速それに代わる最高ドリンクを発見

ジューススタンドみたいなスムージー屋でフレッシュなフルーツをその場でスムージーにしてくれてタピオカトッピングして120円くらい、最高すぎる!

試してみたかったフィリピンのファストフードJollibeeで軽食。フィリピン行ったことある友達が「ジョリビーのおすすめはチキンだけどベジタリアンはスパゲティがいけると思うよ」とか言ってたから注文したら思いっきりミートソースじゃねえか!となる。

その後はGrabでマカティという都心エリアに移動。車に乗り込むととにかく渋滞がエグい!!地図で見ると15分くらいの距離でもマニラ都心の日中は常に渋滞しているのでどこへ行くにも1時間はかかる印象。そして運転マナーが地獄でめちゃくちゃ危険だしプッププップと日本の1000倍くらいクラクション鳴らす。当然のように運転手も誰もシートベルトしてないけど逆に不安で俺はずっとシートベルトしてた。

マカティを少し散歩してからSleeping Boy Collectiveの全員がオススメしていたヴィーガンレストランCosmicでヴィーガンバーガーダブルパティ。めちゃめちゃうまい!!メニューもたくさんあるので俺は滞在中ここに通うと決意。

食後はオススメしてもらったMilkeyway Cafeでフィリピン名物ハロハロ。これもめっちゃ美味しかった!割とクラシックなカフェで平日の昼だったこともあり他の客はスーツとかドレス着ててラグジュアリー。短パン履いてるのは俺たちだけだし上山はタンクトップで入店できるのかよと思ったけど問題なかった

f:id:smurduok:20190624141208j:plain

ハロハロがフィリピンのものって知ってました?日本のミニストップにハロハロあるよってフィリピンの人たちに見せると全員に「ウベアイス乗ってないしこれはハロハロじゃなくてただのかき氷でしょ」って言われる 笑

フィリピンかなり暑いのでこういうシャレた店だと冷房かなり強くて、その中で冷たいもの食べて体温激低下 このときのさみーさみーって言ってる上山の写真好きなんで見てください

f:id:smurduok:20190624141734j:plain

 

この日のライブはもともとはSleeping Boy Collectiveを通じて別の人に組んでもらう予定だったのがなかなか動けるプロモーターが見つからず、ちょうど日本から同時期にフィリピンツアーしに来ていたZIRASHICOMMUNiCATESのツアーに急遽合流させてもらう形になっていた。SBCがこの日のオーガナイザーと交渉して組み込んでもらったのでサンビザとしては両バンド初対面だしオーガナイザーとも連絡手段がなくてフワッとした状態。

会場のNoise GarageがFacebookとかのSNSないしどこにあるのかわからなくて、SBCのメンバーに聞いてもシーンが違うみたいでみんな「Las Pinasにあるパンクベニューだけど行ったことないし詳しい場所はわからない」と。自力で調べまくったら数年前のここでのライブのフライヤーに住所が載ってるのを発見してなんとか把握。ありがとうグーグル。

f:id:smurduok:20190627170744j:plain

衝撃の15バンド出演!!この日のライブは5時スタートだけど、SBCのみんなは仕事してから来るから会場に着くのが遅くなるとのこと。タイムテーブルも知らないし俺らは何時に行ったらいいかなって聞いたら「日本の3バンドがヘッドラインでたぶん演奏するのは11-12時くらいだから、9-10時くらいに行けば十分。絶対に5時には行かないほうがいいよ、疲れちゃうし」とのこと。でも、主催も誰か知らない状態で夜中に行って演奏して帰るだけってのは味気ないし、シーンも見たいし交流もしたいからイベント中盤くらいから行こうか、と3人で8時くらいにGrabを捕まえて会場へ向かう。

車に乗り込むと相変わらず最悪の運転マナーで爆速で飛ばしてくれて、街灯のない真っ暗闇へとズンズン進んでいってここで不安のピーク。住所によるとここだと思うよって言われたところで降りると暗闇の中に10人くらい人がいて、音も聞こえないしどういうことだよ、転換中?って思ったらオーガナイザーっぽいCrust Punkなおっさんが挨拶してくれて会場へ案内してくれる。

15バンド出演ということでどんな会場なんだろうって思ったらキャパ40くらいのめちゃくちゃDIYなベニューでいい感じ。で、おっさんがお前らの出番ここでいい?と出演順を手書きしているところで、まさかとは思ったけど、イベント始まってなかった。それどころかローカルバンドも会場入りしてなくて俺らが一番乗りみたいな状況と把握。5時スタートのイベントで、8:30に俺ら着いて、何も始まってない。15バンド出演予定。これはヤバイ。フライヤーに"5PM SHARP"って書いてあるんですよ。5時"きっかり"スタートって意味ですよ。

f:id:smurduok:20190627182219j:plain

壁にこれ直接ペイントしてあってすごい!

 

とりあえずビールでも飲むかと会場の隣の商店みたいなのを見ると鉄格子がしてあって、ああ夜はやってないんだなって思ったらまさかの鉄格子越しに買い物するスタイル…これ、治安やばいって意味ですよね…

 
 
 
View this post on Instagram

nighttime shopping in the back street of manila 🇵🇭 #svsea2019 #35mm #ricohff3

A post shared by Kou Nakagawa 中川航 (@kounakagawa) on

ビール買って地べたで飲んでるとちょっとずつ人が集まってきて、音を出し始めて9時くらいにクラストパンクのバンドからなんとなくイベントスタート笑 もう疲れてたけど音鳴るとやっぱりブチ上がるし、客のパッションもかなり良い!

これだけバンド数いるしジャンル的に今日はたぶんみんな15分くらいのセットなんだろうと仮定してサンビザも短いセットでパッとやるか、と考えていたんだけど、最初のバンドしっかり30分くらい演奏してる… 続くツーピースのノイズグラインドのバンドも30分。まじかよ。ということで俺らも25分くらいやることにする。

途中で外に出ると50人くらい人がいてまた まじかよ となる。住所のわからない会場で、スタート4時間押しで、イベント概要出るの2週間前とかで、なんでこんなに人集まるんだ… SNSでの告知より口コミのほうが大事なのかも。日本のシーンとの差がすごいというか、あらゆる出来事が衝撃的すぎ。。

最初は3バンド目に演奏でいいかって言われたんだけどそれだとSBCのみんなが間に合わないということで、出番を変えられないかと改めて主催の一味の女性に話をしたら「そんなのもちろんOKに決まってるじゃない、パンクシーンではすべての人間が助け合って出来ている。時間に間に合ったバンドから演奏するし、間に合わなければあとでやればいい。どこにも問題ないでしょ?」と言われ感動。

ただでさえ暑いフィリピンで空調ゼロの会場でハードコアのライブはちょいちょい外に空気吸いに出ないと生命の危険を感じるレベルで暑い。

 

ってところまで下書きが書いてあったのでここまで公開しておきます 笑

途中ですみません!